著者;
ゲルトルート・ロイテンエッガー
五十嵐 蕗子 訳
出版社;
三元社
出版日:
2013/01/30
ISBN;
978-4-88303-324-9
価格;
1,800円+税
内容紹介
・・・わたしの夜の夢ではたいてい母はほの暗い地下室のりんご棚の前に立って、ゆっくり振り向き、ベルナーローゼりんごを一つ差し出してくれる…ポモナとはローマ神話の果実の女神。りんごをモティーフに、わたしと母、娘、夫との濃密な関係を、記憶と現実と夢想、現在と過去と未来が渾然一体となった詩的表現で描きだす。
著者紹介:ゲルトルート・ロイテンエッガー Gertrud Leutenegger
1848年スイス、シュヴィーツ(ドイツ語圏)生まれの女性作家。一時期、数年間スイスのフランス語地域およびイタリア語地域で暮らすが、現在はチューリヒ(ドイツ語地域)に在住し、ドイツ語による作品を発表。著作に『前夜』Vorabend(1975)のほか、『大陸』Kontinent(1985)、『クラゲ』Meduse(1988)、『アケロン』Acheron(1994)、『朝の祈り』Matutin(2008)などのほか、詩、戯曲詩などがある。