内容紹介
「はじめに」より引用1920年、児童向けの小説として日本で初めて紹介されて以来、多くの日本の子どもたちに読み継がれてきた『ハイジ』は、1974年にTVアニメーションとして放映されたことで、日本において絶大な知名度を得ることになりました。・・・・・・
本書では、ハイジという作品から、19世紀末のスイスへとご案内します。当時のスイスの暮らしをひもとけば、その時代のヨーロッパまで浮かび上がってきます。原作者シュピーリの生涯も交えて、『ハイジ』の世界を掘り下げていきます。『ハイジ』をこれから手にする人にも、作品をより深く味わいたい人にも、本書がその手引きとなれば幸いです。